自費出版サギの実例。G出版社のあくどいダマシのテクニック

G出版社は大手だからと言って信用してはいけません。ひどいサギに合った事例が私の耳にも入っています。

はじめに

ものを書く人であれば、誰でも自分の作品を世に送り出すことを目指しています。しかし、その夢を利用して金銭を巻き上げる悪質な手法も存在します。私たちクリエイティブ集団COW AND CATのお客様でもサギにあっています。ここではその中から、一番新しい自費出版サギの体験談をご紹介しようと思います。

サギをした会社は非常に有名でヒット作も多いG出版です。だからその名前で、大丈夫だろうと騙される方も多いと思います。

自費出版は拡大市場

出版業界全体の収益状況

日本出版協会のデータによると、出版業界全体の収益はここ数年で減少傾向にあります。特に紙媒体の売上は厳しいです。一方電子書籍の市場は増加しています。しかし全体の収益を補うには至っていません。

自費出版市場の規模

2023年の調査では、日本の自費出版市場の規模は約50億円と推定されています。これは、多くの新規作家が自費出版を選択していることを反映しています。【日本出版協会、2023年調査】

自費出版の件数

日本自費出版ネットワークのデータを見てみましょう。それによれば2023年には約5,000件の自費出版がされています。こ子から分かるのは2つです。①自費出版市場は急成長している。②同時に詐欺的な業者の増加している。【日本自費出版ネットワーク、2023年報告】。

一般人の創作意欲の増大

若い頃から世の中に疑問を持つ傾向のあった団塊の世代がリタイヤ期を迎えています。彼らは自分史ではなく、社会の矛盾や新しい知見に興味を持っています。そしてそのことを文章にして世に示そうと言う意識を強く持っています。若年層も、ラノベと言われるジャンルを好んで読みます。これは文章力も、オリジナル・ストーリーも不要な文学形態です。そしてこの程度なら自分でも書けると思い、執筆する層が非常に増えています。同人誌のフリーマーケットである「文学フリマ」が年々盛況になることがその証拠です。

G出版の自費出版ビジネスモデル

G出版は、自社で出版した自費出版だけを販売するサイトを立ち上げました。このサイトは、まるで世の中でAmazonのように売れているかのように見せかけていますが、実際にはほとんどアクセスがありません。このような虚偽の販売実績を利用して、多くの作家を騙しているのです。

Aさんのケース

直近の被害者であるAさんは、250万円を支払って2500冊を自費出版するようにG出版から誘われました。しかし、常識的に考えて250万円で2500冊の本を出版することは不可能です。それにもかかわらず、G出版は「ほとんどの本が既に書店に並んでいる」と言いますが、実際には倉庫にすら存在していません。

さらに、自費出版の場合、出版された全ての本の所有権はAさんにあるはずですが、G出版は一円もAさんに支払いをしていません。Aさんが書店別在庫数を請求しても、担当者はごまかすばかりです。契約書すら作成していないため、商業出版で印税0%で契約したわけでもありません。

推測される詐欺の手口

以上の事実から推測できるのは、G出版がAさんの原稿でほんの100冊程度しか出版していないこと、そして書店にも配本していないことです。つまり、完全な出版詐欺であると言えるでしょう。G出版がAさんに対して「電子書籍化に100万円を支払うように」とさらに要求したことも、彼らがAさんを完全にカモとして見ていることを示しています。

G出版の手口の巧妙さ

実際の詐欺行為を行ったのはG出版の自費出版専門子会社ですが、G出版本体は多くのベストセラーを出しているため、Gという名前が付いた出版社から連絡が来れば、誰でも信頼してしまうでしょう。これが、G出版が素人をカモに詐欺を働く極めて悪質な手口です。

自費出版サギに合わないための8ポイント

1 契約書をしっかり確認

契約書が存在するかどうか、内容が適切かどうかを確認しましょう。契約書がない場合や内容が曖昧な場合は要注意です。特に支払いをする場合は、それが何の「対価」なのか。一部の本の買取なのか、販売促進の援助なのかなども確認しましょう。さらに「印税」が発生するのか、するとしたら第何版から何%なのかもしっかり見ましょう。

2 販売実績を確認

実際の販売実績を確認し、不自然な点がないかチェックしましょう。特に販売サイトのアクセス数や売上データを確認することが重要です。販売実績は著者の知る権利に入っていますので明解な形で提出させましょう。口頭ではダメです。必ず社判つきの報告書でもらいましょう。販売サイトのアクセス権ももらえない場合が多いですから、売上実績サイトのスクリーンショットを提出させましょう。

3 年末に倉庫にある在庫数の証明書を出版社の名前で出させる

何度も言うように、自費出版の場合、在庫は著者の財産です。預金を通帳で確認するのが当たり前のように、在庫数を正式な書面でもらうのは当然です。は在庫が本当に存在するかどうかを確認するために、年末には倉庫にある在庫数の証明書を出版社名義で出させましょう。

4 倉庫の場所を聞いて実際に在庫を確認しに行く

倉庫の場所を担当者に確認し、在庫表と実際の在庫を突き合わせたい旨を出版社に伝えましょう。担当に同行を要求することで、在庫の有無を確実に確認できます。

5 書店別在庫数一覧を出させる

上記をせと言うと有償だと言われるが、おおむね1万円程度の金額なので、有償でも出させる。書店別在庫数一覧を要求し、仮に有償であってもその一覧を取得しましょう。一般的には1万円程度の金額で提供されます。

6 売上額を計算して請求書を発行する

最初の配本数、または倉庫の在庫数から現在の実在庫数を引いたものが「売上」なので、それに本の定価をかけた額を請求する: 最初の配本数や倉庫の在庫数から現在の実在庫数を差し引き、その売上を算出しましょう。その売上額に本の定価をかけた額を出版社に請求することが重要です。

7 口コミや評判を調査

会社の評判や口コミを調査し、過去の被害者がいないか確認しましょう。インターネットやSNSでの評判も参考にします。

8 専門家に相談

契約書に不安な点があれば、弁護士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、被害を未然に防ぐことができます。

サギに合わないためには料金がガラス張りの出版社を選ぶ

私たちは情報を何一つ隠しません

自費出版サギに合わないためには、聞いたことには何でも答えてくれる。出版費用の内訳を教えてくれる。出版前に契約書を締結する。というような、一点の曇りもない出版社を選ぶのが最も安全です。

私たちクリエイティブ集団COW AND CATは、ガラス張りの料金体系を公式サイトにもこのように載せています。また、出版の流れもこのように明確です。ですから、安心して玉稿の出版を委託していただけると思います。

そして同時に、その費用は他社に比べて恐らく1/5から1/10だと思いますので、気軽に出版することができます。

さらに印税も、初版から10%お支払いします。

ご相談だけなら何度していただいても無料です

以上の内容をお読みになって、出版についてお問い合わせがある場合、既に原稿があってどこに出版を頼めばよいか悩んでいる場合、ぜひこちらにご相談下さい。アイデアだけがあってどう本にしていいか分からない場合も大歓迎です。

ご相談だけであれば無料ですから、ぜひこちらからお問い合わせ・ご相談ください。

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