1 Amazonで個人出版する場合、マーケティングという知恵は入りにくいです。

あなたの想いは「自分の書いた本を読んでもらいたい」だけですか?そうであれば「マーケティング」は不要です。

私たちは「読者は誰か」「読者に伝わりやすい表現はなにか」を考えて本を作ります。これを「出版マーケティング」と言っています。

それは多くの読者全般を対象にはしていません。ある趣味を熱狂的に愛好している人に向けた本を出すことが目的です。

その出版マーケティングに集中するために、私たちは自前の印刷、店舗販売をしません。印刷と販売はAmazonの「Direct Publishment」を利用しています。

これが、自分たちの力をマーケティングに集中させ、同時に最安の料金で出版できる方法なのです。

しかし、この方法は「パソコンの中級程度の知識と出版の経験がある」「デザイナーを探してイメージを伝えて表紙にするという作業が苦にならない」と言う方なら自分でできます。出版社に頼む必要はありません。

しかしその場合は最初に書いたことと同様に「マーケティング」の考えは入りません。その結果、世界に示すだけの価値のある本なのに、市場に埋もれてしまう、ことにもなり兼ねません。

2 私たちだからこそ、ご提供できる付加価値は?

では私たちがお金をいただいて、出版サポートをする意味とは何でしょうか?

著者様の「想い」に付加価値を付けられなければ、お金をいただくことはできません。

その付加価値こそ「Publish Marketing」、つまり「出版マーケティング」なのです。

言葉を換えるなら「知恵」です。

  • 著者様の「想い」「アイデア」をより明晰に表現する、本自体の企画は?
  • もしかしたら半分、マンガにした方がいいのでは?
  • 論文ではなく、主人公が2000年前に転生して、体験しながら理解する「ラノベ」風は?それなら幅広い層が読んでくれるのでは?
  • 最初に理論を持って来る構成よりも、事例を持って来た方がインパクトがあるのでは?
  • 内容が難解なので挫折する読者が多そう。途中に短い「ここまでのまとめ」コーナーを入れたら?
  • 表紙は思い切って、昭和の少女雑誌風にしたら?

「ターゲット」の選定。「ターゲット」に本の内容を伝える最適な表現。ネット販売の中で目に付く表紙。これらのアイデアと経験値が「Publish Marketing(出版マーケティング)」です。(本当はこれに「どう販売するか」も入りますが、これは後で述べます)

3 著者様の「想い」を読者へ。それがPublish Marketing。

多くの著者様は「Publish Marketing」の知識はお持ちではありません。そのため、ご自身で出版すると、思い込みで全てを決めてしまいます。その結果、「こうしたらもっと面白くなるのに、もったいないな」となりがちです。

これは「誰に対して」「どのような企画、構成」と言う観点がないからです。

しかし私たちの出版サポートをご利用いただければ、上の観点を加え著者様の本に付加価値をつけることができます。

それはにして著者様の本を作れば、最も読者にリーチできる、ということです。つまりこれが「出版マーケティング」です。プラス面倒な作業を私たちに丸投げできる、というメリットもあります。

著者様の本に付加価値をつける

私たちクリエイティブ集団COW AND CATの存在意義は、この「出版マーケティング」と言う要素を入れる、「知恵を出す」ということだと思っています。

ですからいただく料金の半分はこの「知恵」の報酬だと理解しています。だから私たちは必死に効果的で斬新なアイデアを探し出します。

しかし多くの商業出版社、自費出版社はこのような「知恵」を絞らず、ただ「出版」するだけで、数百万円も著者様から巻き上げています。とんでもない話です。

そこまであくどくなくても「誰に」「どう」伝えるかという「出版マーケティング」を意識している会社は少ないでしょう。